Aprilが手挽きミルを作る理由は、すでに展開しているApril Brewerと、その先のカップの味にあります。「April 01 Hand Grinder」は、ブリューワー、ペーパー、水のミネラルまで揃えてきたAprilの抽出システムに、粉砕を加えるプロジェクト。Kickstarterの募集は10月1日に終了し、国内ではKurasuがSCAJ 2026での展示・予約販売を予告しています。
April公式|The April 01 Hand Grinder
国内の展示・予約販売情報|KurasuのSCAJ 2026出展案内
刃の設計を、April Brewerでの味から考える
公式FAQは、刃の形状、挽き目調整、操作感までAprilの抽出システムに合わせて開発したと説明しています。さまざまな抽出方法にも使える一方、設計の中心はあくまでApril Brewer。その絞り込みが、このミルを見るうえで最も重要な点です。
Patrik RolfはFLTRのインタビューで、刃の形状は測定グラフ上の結果を競うためではなく、April Brewerで求める明瞭さ、甘さ、バランスを得るために選んだと語っています。ここで示されているのは開発者が目指す味の方向。粒度分布や他機種との優劣を示す比較試験として読むべき情報ではありません。
April Brewerを普段使う人にとっては、メーカーが想定する豆・水・ペーパー・挽き目を一つの系として追える点が面白いところです。同じレシピの再現をどこまで助けるのか。単体のスペック比較に加えて、その組み合わせでの抽出を見る価値があります。
募集は終了。公式FAQの配送目安は2027年1月
Kickstarterのプロジェクトページでは、募集期間は2026年9月1日〜10月1日。目標50万デンマーククローネに対し、297人から89万2,482クローネを集めています。10月3日朝の確認時点では、募集中の製品として案内する段階を過ぎています。
公式FAQに残る配送見込みは2027年1月です。同FAQでは設計と生産サンプルは完成し、初回生産の資金を募る計画だと説明。納期は予定であり、国内予約分の受け渡し時期と同一とは限りません。
日本ではKurasuが展示・予約販売を予定
Kurasuは、April Brewerでの味わいを安定して再現するために5年をかけて開発された製品として紹介し、SCAJ会場での展示・予約販売を予定しています。今回確認できた国内情報はこの出展案内まで。国内の単体商品販売ページ、価格、納期は確認できていません。
実機を見るなら、挽き目の読み取りや戻しやすさに加え、いつも使うApril Brewerのレシピにどう落とし込めるかを確かめたいところ。開発の背景は、April公式動画「WHY?」でも紹介されています。
情報確認:2026年10月3日。展示内容・予約条件・配送予定は各公式案内で更新される場合があります。


コメント