40・80・80gを40秒刻みで。KurasuのFLO店舗レシピは「注ぎ終わり」まで決めている

KurasuのFLO店舗レシピを紹介するRECIPE編集部制作カード。40・80・80g、40秒刻みの注湯を示す文字と抽象的な流れの図案。 レシピ
Coffee Gear Radar 編集部制作カード
レシピ

Kurasuが9月に公開したFLOの店舗用レシピは、12gの粉に200gの湯を3回で注ぎます。ポイントは40・80・80gという配分に加え、各投の開始と終了を指定していること。開始時刻だけを合わせた抽出との差が見える、具体的な基準です。

Kurasu公式:FLOで淹れる浅煎りコーヒーの基本レシピ
国内公式商品ページ:FLO Dripper(Varia × Kurasu Kyoto)

公式動画で、注ぎ方を確認する

以下は、Kurasuがこのレシピ記事に掲載している公式動画「FLO Dripperってどんなドリッパー?|Kurasuのレシピと淹れ方のコツ」です。手順の数値は公式記事を参照し、動画は手元の動きの確認用に組み合わせてください。

店舗版は12g・200g、Mediumディスク

公式の基準は粉12g、湯200g、湯温90℃前後。FLOのMediumディスクとORIGAMIのWaveペーパーを合わせ、落ちきり約2分20秒、液量約170gを目安にしています。数値は固定の合否判定ではなく、豆の状態に合わせて挽き目を調整するための出発点です。

  1. 0:00〜0:07:40gを注ぐ。累計40g。
  2. 0:40〜0:52:80gを注ぐ。累計120g。
  3. 1:20〜1:32:80gを注ぐ。累計200g。
  4. 約2:20を目安に落ちきりを確認する。

最初の40gはケトルを上下させ、粉全体を動かす注ぎ方。以降は低い位置から穏やかに、少ない周回で注ぐという説明です。Kurasuは、前半より液位の下がった後半の流れが緩やかになるというFLOの捉え方を、配分とフィルター選びの背景に挙げています。

80gを「12秒で注ぐ」と何が見えるか

公開値から単純計算すると、第2・第3投の平均注湯速度は約6.7g/秒、最初は約5.7g/秒です。これはケトルから加える水の平均であり、ドリッパーから抜ける液体の流量ではありません。また、毎秒一定に注ぐよう求める公式指示でもありません。

再現するときは、開始時刻に加えて「80gに達した秒数」を記録すると比較が明確になります。0:40に始めても、0:52で終わる場合と1:10まで注ぎ続ける場合では、次の注湯までの空き時間が異なります。公式の時間幅を残しておけば、挽き目を変えた日の記録も読み返しやすくなります。

商品ページの13g・4投とは別のレシピ

2026年10月3日確認時点で、FLOの商品ページには13g・200g、30秒ごとに50gずつ注ぐ4投のベーシックレシピも載っています。本稿の12g・3投は、店舗向けに説明された別の組み立てです。

両方を試すなら、それぞれを一式として記録したいところ。13gから12gへの変更で粉と湯の比率も約1:15.4から約1:16.7に変わるため、味の違いを投数だけの効果と判断することはできません。

調整を整理したい場合は、Scott Raoの挽き目調整を扱った記事も参考になります。FLOではまずディスク、ペーパー、注湯をそろえた記録を取り、挽き目を動かした際の違いを見ると比較しやすくなります。

器具の構造については、Varia公式のFLO製品情報も参照できます。

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